制御盤の役割と今後の展望

制御盤はFA装置を電気制御するための制御機器、電源機器が内蔵された箱です。

FA装置の設計・製造プロセス向上に伴い、制御盤の小型化や製作期間の短縮が求められています。製作期間の短縮の手段として、プッシュイン端子台の採用があります。従来はケーブルに端子を圧着し、端子台にネジ止めすることにより配線していました。

プッシュイン端子台では、イヤフォンジャックを差し込むような感覚で配線することができ、従来と同等以上のケーブル保持力があります。端子台への接続は、端子を差し込むだけの1ステップ接続が可能で、制御盤製作時の配線工数が大幅に削減されます。

制御盤内機器の選択や配置の最適化を図るために、電気設計を行うCADツールの利用があります。直観的で解りやすい操作性により、比較的容易に制御機器のCAD設計を行うことができます。

国内外の主な制御機器メーカーから電気・制御部品CADライブラリが提供されており、ライブラリを組み合わせることで、電気回路、配線、レイアウトを設計することができます。回路図、配線図、レイアウト図、部品表の自動出力が可能で、部品の見積りや購入も連動しているツールで行うことができます。

回路図、レイアウト図の比較チェック、電線のつなぎ先チェックなどをCAD上で行うことにより製作時のチェック工数を削減することができます。ケーブルの長さを自動で計算できるので、ケーブル、マークチューブなど配線に必要な材料を事前に準備することができます。

熱解析シミュレーションによる盤の熱対策や、電磁界シミュレーションによるEMC対策などの利用も可能です。FA装置は今後IoTやM2Mへの対応が求められ、制御盤はその中継機器の役割を果たし、上位情報システムとの連携強化が必要になり、インテリジェント化することが予想されます。

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